Googleリスティング広告のリマーケティング設定手順を画像付きで解説!

Googleリスティング広告のリマーケティング設定手順を画像付きで解説!

Googleリスティング広告(検索広告)の効果を最大化するためには、リマーケティングがとても重要です。この記事では、Googleリスティング広告のリマーケティングについて解説し、メリットやデメリット、設定方法について詳しく説明します。ちなみにリターゲティングとも呼ばれますが、仕組みはリマーケティングと同じです。

目次

Googleリスティング広告のリマーケティング(RLSA)とは?

リマーケティング(Remarketing)は、過去に特定のウェブサイトを訪れたユーザーに再び広告を表示する手法です。これにより、一度興味を示したユーザーに再度接触し、コンバージョン(購入や登録など)を促進します。

Googleの検索広告向けリマーケティング(RLSA:Remarketing Lists for Search Ads)は、検索広告にリマーケティングリストを活用する手法です。この「リマーケティングリスト」とは、ウェブサイトにアクセスした履歴のあるユーザーや、アプリの利用者を含むリストのことを指します。

リマーケティングリストに分類されているユーザーが特定のキーワードを検索した際に、そのユーザーに対して特別な広告を表示することで、成約率を高めることができます。

リマーケティングのメリット

ターゲティング精度の向上

リマーケティングでは、過去に自社サイトを訪問したユーザーをターゲットにするため、その商品やサービスに興味を持っているユーザーに広告を配信できます。これにより、全く興味のないユーザーに広告を配信する無駄を減らせます。また、ユーザーが何度も広告を目にすることで、ブランドの認知度を高める効果もあります。適切に設定すれば、ユーザーに不快感を与えずにブランドの存在を定期的にアピールできます。

コンバージョン率の向上

一度訪れたことがあるユーザーは、初めて訪れるユーザーよりもコンバージョン率が高い傾向があります。多くのユーザーは最初の訪問で購入するわけではありません。リマーケティング広告を通じて、定期的に商品やサービスを思い出させ、購入意欲を高め、最終的にはコンバージョン率を向上させることができます。

コスト効率の良さ

すでに自社サイトを訪れたユーザーに広告を配信するため、広告費用の削減に繋がります。そのため限られた予算でより高いROI(投じた費用に対して、どれだけの利益を上げられたかを示す指標)を達成できます。興味を示したユーザーに再アプローチすることで、購入やコンバージョンの可能性が高まり、広告費用の効果を最大化します。

リマーケティングのデメリット(注意点)

検討期間の短い商材には向かない

リマーケティング広告は、購入を迷っているユーザーや複数の商品を比較しているユーザーに向けて効果的です。そのため、購入を決定するまでに時間がかかる商品に特に有効です。ただし、緊急性が高くすぐに購入する必要があるサービスや、低価格で比較検討が不要な商品には適していません。

ユーザーに不快感を与える可能性がある

リマーケティング広告は、ユーザーを追跡して広告を表示するため、同じ広告が何度も表示されることがあります。そのためユーザーに不快感を与えてしまい、自社のイメージを損ねるリスクが生じる可能性があります。したがって、広告配信には細心の注意が必要です。

配信に必要なデータの蓄積に時間がかかる

リマーケティング広告を配信するには、まずユーザーに自社サイトを訪問してもらい、Cookieを付与する必要があります。配信対象のユーザーが十分に蓄積されるまでは、効果的な広告配信が難しい場合があります。特に、サイトの訪問者数が少ない場合、配信対象リストが溜まるまでに時間がかかるため注意が必要です。

Googleリスティング広告のリマーケティング設定方法について

Googleリスティング広告(検索広告)のリマーケティングの設定方法をご説明します。Google Adsの管理画面にログインしてください。※Google Adsアカウントを取得している前提で説明しています。

まずは、オーディエンスリストを作成していきます。メニューの「ツール」から「オーディエンスマネージャー」を選択。そこから「ウェブサイトを訪れたユーザー」を選択します。

「ゼグメント名」は任意の名前を設定。ここでは”リマーケティングリスト”と設定しました。

ゼグメントメンバーは「ウェブページを訪問したユーザー」を選択します。アクションは「ウェブページの訪問」過去「30」日以内で設定してきましょう。

「アクションを絞り込む」をクリックすると、アクションを設定する画面が表示されます。ここで、ユーザーが訪問したサイトや特定のページに絞り込むかを設定できます。

今回は、サイト全体を訪問したユーザーをリスト化するために、「ページの URL に次を含む:g-makes.jp」と入力して条件を設定しました。

これで過去30日以内にウェブページの訪問したユーザーに対して、広告を配信するためのオーディエンスリストの作成ができました。

これから作成したオーディエンスを広告キャンペーンに設定しています。キャンペーンの「オーディエンス」から「オーディエンス セグメントの編集」をクリックします。

キャンペーンと広告グループのどちらにオーディエンスを反映できるか選択できます。ここでは「広告グループ」にオーディエンスを反映していきます。

「ターゲティング」を選択して、閲覧タブの「ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法」を選択します。

その中から「ウェブサイトを訪れたユーザー」を選択します。

さらにその中から先ほど作成した「リマーケティングリスト」を選択します。こちらでリマーケティング配信の準備が完了です!

まとめ

リマーケティング(リターゲティング)は、ウェブサイトやアプリを訪れた人に再度広告を表示する広告手法です。興味を持った人に対して効果的な広告を届け、コンバージョン率を向上が期待できます。設定も簡単にできるのでぜひ試してみてください。

この記事を書いた人

大阪府茨木市出身の1989年生まれ。Web制作会社・広告代理店でWebサイトの制作やSNS運用のディレクターとして従事したのち独立。

目次